AI 利用方針
発言の原文に AI は使いません。原文は議会が公開した公文書で、そこに機械の推測が混ざると、引用したときに何が原文か分からなくなります。 AI を使う場所と使わない場所を、ここで分けて書きます。
1. 原文には使いません
会議録から発言を取り出す処理は、規則で書いたプログラムだけで行います。ここに大規模言語モデルは入れません。 取り出したあと、原本と 1 文字ずつ突き合わせます。一致しないものは公開しません。
読み取れなかった箇所を、それらしい文字で埋めることはしません。欠けているものは、欠けていると表示します。もっともらしく埋めたデータは、後から誤りを見つける手段が無くなるためです。
取り出しの限界そのもの(発言の切れ目の判定など)は取得と検証の方法に書いています。
2. AI を使う場所には、印を付けます
話題の分類や要約など、原文から先の処理で AI を使うことがあります。使う場合は次の 2 つを必ず付けます。
- 由来のラベル — その値を人が付けたのか、規則で付けたのか、AI が付けたのか。
- 根拠の箇所 — 原文のどこを見てそう判断したのか。原文の該当部分を指し示します。
この 2 つを付けられない処理は、公開しません。判断の当否を利用者が自分で確かめられない値には、意味が無いためです。
例: 各議会のページ(/councils/{コード})にある 3 行の要約は、直近の会議の発言から人が読んで書いたものです。行ごとに、根拠にした発言への リンクと、作った AI・作成日を付けています。材料が薄い議会や直近の収録が古い議会は、 無理に要約を作らず、出していない理由をそのページに書いています。
発言の解釈・論考そのものは、この基盤では扱いません。運営元の別の場所(ISVD ラボ)で行います。ここは発言そのものを検索・取得・引用するための基盤です。
3. AI で取得する方へ
AI に読ませるための取得を、こちらから止めることはしません。使われることがこの基盤の目的だからです。 お願いしたいのは 1 つだけで、出典を一緒に運んでいただくことです。
そのために、出典を付けやすい形を用意しています。
- 発言ごとに恒久的な URL があります。発行後の ID は変えません(ID 体系)。
- 各ページに、そのまま貼れる引用表記を置いています。加工して使う場合の書き方もID 体系の 7 章にあります。
- 機械で読む場合の形は /schema に置いています。
- サイト全体の要約は
/llms.txtにあります。
構造・集計・メタデータは CC BY 4.0 で、出典を書いていただければ商用でも構いません。 発言の原文には当方の著作権が無く、各議会の公開条件に従います。
4. 取得のときのお願い
5. この方針でできないこと
AI に出典表示を強制する技術は、いまのところ存在しません。ここに書いたのは、出典を付けるほうが楽になるようにデータの形を整えることと、方針を書いて残しておくことの 2 つです。
日本の著作権法は情報解析のための利用を広く認めています。取得そのものを禁じる立場は取りませんし、 禁じたところで実効性もありません。取れることを前提に、出典が一緒に運ばれる形を作るほうを選びます。